先日、開催されました展示会の様子をご紹介させて頂きます。
今回は約4年ぶりに京都西陣より織匠 田歌(とうた)さんをお呼びしての展示会でした。
こちらの織元は純国産の絹糸にこだわり、品質の良い糸から織りなされる作品は大変細やかな表現に驚かされます。
こちらは山道(やまみち)と呼ばれる柄でモダンな印象ですが、古くから伝えられる柄です。
色表現に奥行きを感じる作品で、こんなにも細かく色数の入った作品はなかなかお目見えできないのではないでしょうか。
多様な織りの技術を保有しており作品のバリュエーションも幅広く目を楽しませてくれます。
また、お寺などから織物生地の修復なども依頼されるほどの実力と経験があり、当店も大変信頼を寄せている織元です。
こちらの手前は吉野格子と呼ばれる柄で、先ほどの山道とは織り方が異なります。
途中で濃い青と薄い青とで色が変わっているのがご覧いただけますが、織りの技術により色分けしています。
上から染色して染め分けているわけではなく、そこに職人の拘りが垣間見えます。
さて、田歌さんの作品をコーディネートしたものがこちら。(着物と帯共に田歌さんの作品です)
お茶席にさりげなくも、上質な印象を与えてくれる着物と帯です。
如何でしたでしょうか。
次回の展示会は1月に開催です。
今回とは一風変わりキャッチーな作品を生み出す職人が来場予定ですので是非そちらもお楽しみに。
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