7月 野々花染め工房展 草木染めと手織の世界

こんにちは。
遅ればせながら7月に開催いたしました展示会の様子を少しだけご紹介させて頂きます。

今回は東北の田舎をイメージして店内の雰囲気作りに努めました。
今にも囲炉裏から煙が出てきそうな様子です。

さて、さっそく作品のご紹介です。

天然の草木で糸を染め、手織りで丁寧に織り上げた紬です。
色の光沢感に複雑な表現があり、何とも言えない上品さが感じられる逸品です。


こちらは茜草の根っこを使用して染めた反物になります。
ここまで真っ赤に染められるのも今回、来場された野々花染め工房さんならではの技術です。
また日の丸の赤はこちらの茜色だそうですよ🇯🇵


こちらは紫根染めです。
先ほどの茜と同様にしっかりと濃い色が染められています。


そして、こちらが珍しい貝紫(かいむらさき)の帯です。
アクギ貝と呼ばれる貝からほんの僅かしか採取できない貴重な染料を使用しています。

この帯の紫部分だけでも70個〜80個もの貝を使用しているそうです。



さて、今回は着物や帯だけでなく葡萄蔓バッグも多数展示しておりました。


左のバッグは新品ですが、50年使用すると右のように黒光りしてきます。
また葡萄蔓は丈夫なので、きちんと使用していれば一生使えるほど長く愛用できるところも魅力です。


さて、左は先ほどのバッグと同じモノですが、右のものを比べるとかなりの目の細かさが観てわかります。
あまりの細かさに一瞬、竹籠と見間違えるほどです。

日本の職人の技術力を改めて感じられる逸品です。


こちらは最近人気の「花編み」と呼ばれる編み方のバッグとのことでした。
また、中に付属した布袋は葡萄蔓から染色したそうで全体的にも落ち着いた印象の逸品です。

洒落た紬を着て葡萄蔓バッグを持つところをイメージしただけでワクワクしますね。
もちろん洋装にもすんなり合うので一つは持っていたいアイテムです💡


如何でしたでしょうか。
今回も内容盛りだくさんの展示会でした。

次回は9月に展示会開催予定ですので、ぜひ遊びにいらしてくださいませ🙇‍♂️

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