京都 染め職人来場 レポート

先日、開催されました展示会をレポートさせて頂きます。

今回は京都より若手染め職人が来場し、貴重な作品の数々を拝見させて頂きました。


こちらはローケツ染めの一種ですが、特殊なロウと長い製作期間が掛かるため貴重な作品です。
よく見ると金で縁取りしてあり、上品さを感じられる作品です。



こちらも上記のものと同じ技法の作品です。素晴らしいですね!




さて、こちらは江戸小紋に抜染(ばっせん)し、色を抜くという技法を施した作品です。
洒落感がプラスされ、優雅さを感じられる小紋に仕上がっております。




目を引く色に金彩で表現された桜の花びらが散りばめられた帯になります。
何種類かの金や銀を使用しており、奥行きのある表現が感じられます。



こちらも金箔、練り金、銀箔と贅沢に素材を施した作品で、着物地はよく見ると柄が変化していく織り方になっております。




表現を単一化させないよう手でひとつひとつ型を製作されているようで、素朴ながら大変手間のかかった作品です。
こういった着物は飽きがこないので重宝の逸品です。




さて、今回の職人さんは墨絵アートも描ける方で、なかなか見られないアートライブを鑑賞することができました。


絵の一部を描く際になんと着物を染める際に使用するハケで描いていました。


描く姿も大変ダイナミックです。


迫力満点の墨絵アートが完成!3日間で3枚の絵が描かれました。
素晴らしい作品で、なかなかリアルタイムでアートショーを見られる機会もないので楽しい展示会となりました。

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